再生医療

STAP細胞の結論が出たようですね。

しかし、一体この騒ぎはなんだったのかという気もします。

週刊誌やインターネットレベルではここぞとばかりに叩いて、私生活まで踏み込んでいました。当然、そんなことする必要はありませんでした。科学の本筋とは大きくかけ離れています。

 

もともと再生医療が成功するのかどうかは不透明です。昔はDNAの構造決定するといい、その競争に日本が負けると大変だと言っていました。その次はタンパク質で、さらにナノテクノロジー、さらには宇宙事業…と続いていきます。いずれも日本が国際的な競争に勝ったのかも怪しいですし、その反省もありません。

iPS細胞の話題で持ちきりですが、日本が再生医療で成功するかも同様に不透明です。しかし、そのことを口にしたら袋叩きに合うでしょう。企業や大学から次々と研究が生まれ、お金の流れも円滑に進まなければなりません。そのような未来があるかどうか。わたしは10年後には再生医療ではなく、「次こそは○○の時代。日本はその競争に勝たなければならない」と相変わらず言っている気がします。